ソフトウェア・ローカリゼーション

日付:2021-08-04 

ソフトウェア・ローカリゼーションは、製品が海外市場で本当に使われるかどうかを左右します。文書と違い、ソフトウェア画面は文字長、レイアウト、文脈、操作ロジックの影響を強く受け、同じ語でもボタン、プロンプト、エラー表示では必要なトーンと長さが異なります。処理を誤ると、違和感のあるUIや理解困難にとどまらず、ボタン切れ、誘導ミス、機能誤操作となって、定着率や評判に直接響きます。

よくある課題には、UI文脈から切り離した翻訳による意味ずれ、用語と機能命名の不一致、文字数超過によるUI崩れ、複数形・性別・時制など言語規則への未対応、日付・通貨・単位・並び順の未現地化、リソースファイルやプレースホルダの誤りによるクラッシュ、頻繁な更新に対する多言語回帰テスト不足などがあります。

当社は「工学的な納品」を重視し、文字列抽出と管理から始めて用語・スタイルガイドを整備し、文脈スクリーンショットやテスト環境がある場合は文脈翻訳と文字数制御を行い、プレースホルダ、変数、タグを厳格に検証し、版管理工程と連携して継続更新を支えます。必要に応じてLQAや主要導線の実機確認も行い、言語が実際の画面上で自然かつ安定して機能することを保証します。

その効果は、海外ユーザーの初期定着率向上、誤操作と問い合わせコストの低減、多言語版リリース速度の向上、グローバルで一貫した製品体験の実現です。

事例

あるアプリの英語版では、「ボタン文字が切れている」「案内文が分かりにくい」といった低評価が多数寄せられました。原因は、文脈なし翻訳と文字長制御不足でした。当社はボタンと案内文のトーン基準を定め、機能名を統一し、長すぎる文字列には短縮戦略を設け、プレースホルダと変数形式も確認しながら、実機LQAで全画面を点検しました。修正版公開後、低評価は減少し、「案内が理解しづらい」という問い合わせも大幅に減りました。

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